AI長編映画監督 過去にはこんな仕事も…

小川彩佳キャスター:
AIで70分の長編映画を作った遠藤久美子監督です。

喜入友浩キャスター:
遠藤さんはバルセロナ在住で現在53歳。コンサル・PRの会社を経営されながら、2025年からAIで映画制作を始められました。

改めてになりますが、AIと映像は完全に初心者ということです。そして気になるのが、以前はCMの声優としても活動されていたそうです。

クリエイター 遠藤久美子さん:
おそらく30歳以上の方であれば、私の声を知らない日本人の方はいないのかなと思います。

♪「あなたとコンビニファミリーマート」
♪「ムーニーマン」

1000本ぐらいはやらせてもらっていたと思います。

喜入キャスター:
もう本当にこの話も聞きたいですけど、違うんですよね。

小川キャスター:
耳が覚えていて嬉しかったですが、今日はAI映画の話ということで。

遠藤さんが作り上げたのは「マチルダ・悪魔の遺伝子」という作品です。SFがテーマの「独特な未来感」があふれる映画で、映像・セリフ全てをAIで制作しています。

わずか4か月で作られたそうですが。「映像を作ってください」と生成AIに書き込んで、帰ってきた映像を積み重ねて、積み重ねて、繋げて70分にしたということですか。

クリエイター 遠藤久美子さん:
そうです。70分×60秒なので、それを1秒ずつ1秒ずつ。5秒、10秒と映像を繋ぎ合わせて70分になりました。

小川キャスター:
途方もないですね。

クリエイター 遠藤久美子さん:
はい、ちょっと眠たいです。

小川キャスター:
もうほとんど睡眠時間も削って。

クリエイター 遠藤久美子さん:
削れるのは睡眠時間だけですからね。寝なければ完成するという状態でした。