Sunトピ、高安奈緒子・気象予報士です。雪化粧した富士山、冬が近づいてきたという感じの映像です。先月23日(木)に富士山の初冠雪が観測されました。平年より21日遅い観測、統計史上3番目に遅いです。

初冠雪とは、ふもとの気象台から山頂付近が雪などで白く見えた初日のこと。全国25道県、44の山で観測されている季節の便りです(今シーズンは、11月2日までに22の山で初冠雪が観測)。

お天気にまつわる「冬の便り」をまとめてみると、
   ・初冠雪 ・初雪
   ・初霜  ・初氷(今年から観測を廃止)
   ・木枯らしなどがあります。

関東地方の冬の便りといったら、まずは木枯らし1号。東京地方の木枯らし1号の観測には目安があります。
   ・10月半ば~11月末
   ・西高東低の冬型
   ・風速8メートル以上の北風
   (東京の木枯らし1号の平均は11月7日)

木枯らしは、等圧線が縦縞の時に吹きやすいですが、この先の予想をみると、実はあす3日、木枯らし1号が観測されるかもしれません。