北アルプスが冠雪した白馬村では、雪と紅葉と緑が織りなす「三段紅葉」が見頃を迎えています。

白馬三山の「三段紅葉」。ふもとから中腹にかけての紅葉のグラデーション。

そして、27日に初冠雪したという白馬三山へと続く「三段紅葉」はこの時期だけの絶景です。

「三段紅葉」が一望できるテラスへはゴンドラに乗って向かいます。標高およそ1300メートル。朝一番の「三段紅葉」は、雄大な北アルプスに心を奪われます。

観光客:「すごくキレイで、三段紅葉のこの時期は初めてだったので。ようやく念願叶って見ることができました」

白馬マウンテンハーバーの展望テラスは今年で8年目。海外からも観光客が訪れる絶景スポットです。取材した30日は午前中に霧が晴れて、見事な「三段紅葉」が姿を現しました。

岩岳リゾート支配人 齋藤耕平さん:「10月中旬くらいから、天候にも恵まれて紅葉も見ごろになって、平日でもお客様にたくさんお越しいただいております。三段紅葉もどんどん標高の低いところにおりてきますので、楽しんでいただければ」

紅葉は11月上旬まで楽しめるということです。

紅葉が始まったのは、茅野市郊外の蓼科湖です。モミジが色づきはじめ、赤と緑のグラデーションが湖の周り1キロ余りにひろがっています。

来週にかけて盛りを迎えそうです。

一方、こちらは木曽川の源流にある奥木曽湖。多目的ダムとしては県内で最も高い場所にある味噌川ダムのダム湖です。湖を包み込むように静かに秋が深まっています。

夏、登山客で賑わった乗鞍岳のふもと。今は観光客も少なめです。乗鞍高原でもダケカンバやカエデが赤や黄色に色づいていました。

今年は1週間ほど遅くはじまりましたが、急な冷え込みで見頃の期間は例年より短かくなりそうです。

日本画家の東山魁夷の代表作「緑響く」のモチーフになった茅野市の御射鹿池。

池の周りのカラマツ林が秋の陽射しを受けて黄金色に輝きます。山の色づきは終わりに向かい、紅葉は里へとおりてきます。