モバイル通信で「全国どこからでも操縦可能」

遠隔操作が可能なAIドローンを使っていち早く現場に到着し、搭載されたカメラで被害状況の把握をはじめ、土砂の堆積量の解析や現場での労災事故防止、工事完了後の設備点検などに役立つことが期待されます。
大きな特徴はAIの機能を駆使して障害物を回避できる点。
この日、千葉県から遠隔で操作されたAIドローンは、1回の飛行でおよそ40分、半径9キロの圏内を飛行する事ができます。自動でドローンを収納し、充電も可能な「ドローンポート」が活動の拠点になります。

KDDI 戸田椋介さん「今までは機体とパイロットが現地に行かなければドローンの操縦というのは出来ませんでした。この機体は我々のモバイル通信と組み合わせる事によって遠隔で日本中どこからでも操縦ができる」
国土交通省北陸地方整備局・能登復興事務所 田中義太郎 計画課長「こういう新しい技術を使って、現地の状況を速やかに確認するというのが、日常からのインフラの安全確認というものにもつながって来ますので、地震が起きる前以上に安全な地域になるそういう事に役立つと考えています」
遠隔操作が可能なAIドローンは現在、輪島市と七尾市の4か所に配置されていますが、国交省は2026年3月までに拠点を県内30か所に増やす計画です。
 
   
  













