地震や豪雨など、災害時の迅速な情報収集や、道路などのインフラの管理を強化して防災力の向上につなげようと、最新のAI機能を搭載したドローンの試験飛行が、石川県輪島市で行われました。
輪島市門前町の中屋トンネルに設置されたのは、人が近づけない様な危険な場所でも遠隔操作で飛行しながら現場の情報を収集できるAIドローン。先日、国土交通省などによる試験飛行が行われ、県や市の職員が新しい技術を視察しました。

過去の教訓を活かす新たな取り組み
2025年9月の豪雨により、中屋トンネルの復旧工事現場では作業員が犠牲になったほか、土砂崩れで道路が寸断されるなど、被害状況の把握に時間がかかりました。
こうした中、県と包括連携協定を結ぶ大手通信会社KDDIが開発したAIドローンを活用する取り組みが能登で始まりました。

国土交通省北陸地方整備局・能登復興事務所 田中義太郎 計画課長「現地がどの程度土砂が出ているか、どんな延長で被災しているか分かれば、準備段階で何人をどんな機械を何台行かせれば良いかっていうのが準備できる」
 
   
   
  













