市議の元に脅迫状が届いたことについてどう思う?

<記者>
最近、不信任に賛成する意向を示していた市議の元に脅迫状が届くというようなことがありまして、周囲が落ち着かない状況が続いているかと思うんですけれども、こうした環境についてどのように受けとめていらっしゃいますか。

<田久保市長>
そのことにつきましては私も含めまして、毎日のように同じような文書が届きます。決してあってはいけないことだというふうに思っております。また、同じように市民の方でもそのような状況に苦しんだり、おびえていらっしゃる方もいらっしゃるのかと思いますので、やはりこういったことは容認できないという思いは一緒でございます。

<記者>
市長選についてお伺いしたいんですけれども、市議選のときは新しい候補の躍進に期待するという話がありました。今も市長選は新たな候補が手を挙げているという状況となってきていますが、伊東市にとってこうやって新たな候補が出てくるということに関していうことを感じますか。

<田久保市長>
まだ新しい候補の方がどなたで、どういった政策を立てていらっしゃるのか拝見しておりませんので、コメントは差し控えをさせていただきたいと思っております。

<記者>
一方で、前市長も出馬かと。取りざたされていると思いますが、こちらに関してはいかがですか。

<田久保市長>
いかがですか。いかがですかと言われましても、それはもう御自身のご決断として手を挙げられていると思いますので、そのように受けとめております。

<記者>
市議選は20人の枠で30人、そして今回も市長選はもしかしたら前回よりも増えるかもしれない。こういった政治に関する関心が高まっているのではないかということに関しては、どう受け止めますか。

<田久保市長>
そうですね。どうしても政治というと選挙みたいな形になるんですが、やはり中身ですね。前回市議選でも申し上げたんですが、やはり何をするかということ、政策ですとか、どのようなスタンスで市政に向き合っていくかと。そちらの方が話題になることを期待しております。

<記者>
先ほど最初の方で市長を続投するという話のときにも一つ、県の方で裁判で意見書を出したというのが田久保市長の話で達成感が、という話でしたけど。あの意見書確か提出見送りになっていたと思うんですけど。

<田久保市長>
はい、よく御存じでいらっしゃいます。はい。そのとおりでございます。

<記者>
でも内容としてはとても達成感がある文章が書けたということですか。

<田久保市長>
いえ、達成感ということではなくて、やはり首長の責任というのは非常に重いと。最近全国でメガソーラー問題、非常に問題になっておりますが、要所要所で首長がしなければいけない決断というのがあります。また、県ですとか、国に対して意見書を書くという機会もいただけます。

そのときに、自分が市民からの負託でどのような姿勢を示すのか。また、意見書に何を示すかというのは、実は非常に重要ですので、残念ながら見送りという形になったと私も聞いておりますが、意見書の方は私なりの思いでしっかりと書かせていただきました。