JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、11月1日(土)(日本時間11月2日)にロンドンのウェンブリースタジアムで行われる「リポビタンDツアー2025」南アフリカ代表戦に臨む日本代表の試合登録メンバー23人を発表しました。

 10月25日に行われたオーストラリア代表戦では、局面、局面で常に戦い続ける姿勢をみせて強豪国をあと一歩まで追いつめたエディーJAPAN。ヨーロッパツアーの第1戦となる今回のメンバーには、けがの為離脱した選手を除いて、オーストラリア代表との激闘の中で自信を深めたメンバーが選出されました。

 FW陣では、けがの為離脱した江良颯選手に代わって、オーストラリア代表戦では、リザーブからの出場だった佐藤健次選手がフッカーで先発。リザーブには、エディー・ジョーンズHCが「代表に合流してから、この半年でフィジカル的にも大きく成長している。取り組む姿勢もとてもポジティブ」と期待を寄せる平生翔大選手がメンバー入りを果たしました。

 BK陣では、同じくけがの為、代表活動から離脱した中野将伍選手に代わって、CTBとしてオーストラリア戦ではリザーブからの出場だったチャーリー・ローレンス選手が先発。

 そのほか、リザーブメンバー8人のうち、オーストラリア戦はメンバー外だったマキシ・ファウルア選手を含む6人のFWを選出。エディー・ジョーンズHCが「南アフリカ戦はFWのバトルになることが想定されるので、ベンチメンバーは6人のFWを選んだ。その中で、コストリーは、素早さも持っているし、身体能力も高く空中戦も非常に優れている。バックロー(FW第3列)だけでなく、ウイングでも活躍してくれる手ごたえを持っている」と、ティエナン・コストリー選手をFW、BK両方のリザーブメンバーとして待機させることも含めて、対南アフリカを意識したメンバー構成となりました。

 「ウェンブリーで南アフリカと対戦する歴史的な一戦。世界のベストと対戦する大きなチャレンジだが、チームとしても非常にいい準備ができている。フィジカルな試合になると思うが何よりも賢くプレーすることが大事。しっかりと挑んでいきたい。」とエディー・ジョーンズHCが決意を口にすると、このツアーでもキャプテン務めることが決まったワーナー・ディアンズ選手も「楽しみにしている。相手はずっとトップのチーム、凄いチャレンジができるいいチャンス」と応えた日本代表。

 「相手は間違いなく世界一のチーム。だからこそやりがいがある。過去一、日本代表が一体感を持って戦ういい機会」と指揮官が締めくくったように、世界のトップオブトップとの戦いのなかで、チーム一丸となって、10年前の「ブライトンの奇跡」のような歴史的な瞬間を築き上げることができるのか。注目の一戦は、11月1日(土)午後4時10分(日本時間11月2日午前1時10分)にキックオフです。

【「リポビタンDツアー 2025」日本代表vs南アフリカ代表日本代表試合登録メンバー(23名)】    
(背番号 氏名 所属チーム)

1 小林賢太(東京サントリーサンゴリアス) 
2 佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
3 竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス)
4 ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 
5 ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)◎
6 ベン・ガンター (埼玉パナソニックワイルドナイツ)
7 下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
8 リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)
9 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
10 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)〇
11 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
12 チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)〇
14 石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)
15 矢崎由高(早稲田大学)
16 平生翔大(東京サントリーサンゴリアス)*
17 祝原涼介(横浜キヤノンイーグルス)
18 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)  
19 タイラー・ポール(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
20 マキシ ファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
21 福田健太(東京サントリーサンゴリアス)
22 サム・グリーン (静岡ブルーレヴズ)
23 ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)

◎=ゲームキャプテン
〇=ゲームバイスキャプテン
*=出場すれば初キャップの選手

▼試合日程 会場:ウェンブリー・スタジアム(ロンドン)

11月1日(土) 日本代表 対 南アフリカ代表 午後4時10分KO(日本時間:11月2日(日)午前1時10分)