天地正教 初代教主は“帯広の霊能者”

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 天地正教は仏教系の「天運教」が母体とされています。初代教主は“帯広の霊能者”だという川瀬カヨ氏。1956年に設立され、1987年に宗教法人格を取得。翌年、天地正教に名称を変えました。

 信者に対しては「先祖供養のためには、弥勒信仰が必要」などと説いています。
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 和歌山の元信者は入信してすぐに、自宅の敷地内にあった倉庫を天地正教の道場へと改装しました。

 (天地正教・元信者 夫)「男のメンバーを呼んできて、日曜日にトンカチやって。天地正教の場合は“道場”というんですけど、それを作って。ここを天地正教の事務所にしたりとか。祭壇を作るのに、全部で1500万円ほどかかっている。弥勒仏とか多宝塔とか、一式で1500万円だったかな」
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 その祭壇。中央には真っ白な“弥勒菩薩像”が据えられていました。ですが、信仰の対象だった弥勒菩薩像は、現在、物置の片隅に置かれています。何があったのでしょうか?