宮崎市の小学生が、自分たちで考えた経路で津波から逃げる実戦的な避難訓練に取り組みました。

この訓練は、宮崎市の青島小学校が宮崎公立大学などと連携して行ったもので、3年生と4年生およそ30人が参加しました。

児童たちは、南海トラフ地震が発生したとの想定で、青島海水浴場から自分たちが考えた経路で避難します。
そして、訓練用のアプリを使って浸水想定の時間内に避難できたかを確認しました。

(児童たち:アプリを見て)
「…(判定は)危機一髪」
「29秒後に(津波が)きてたんだ。怖い」

(児童)
「話し合いでちょっと止まってしまったところがあったので、もうちょっと話しながら歩いたほうがいい」

このあと一度、海水浴場に戻った児童たち。反省点を話し合ったうえで2回目の訓練に臨みます。

先ほどの反省を生かし、最短経路での避難を目指しますが…

「歩道橋は渡れないので違うところに行ってください」

2回目の訓練は、地震で歩道橋が崩れたという想定が追加されていたため、児童たちはすぐにう回路を考えて避難しました。

(児童たち:アプリを見て)
「(1回目より)ちょっと早くなった」

こちらの班は、1回目より4分ほど早く避難を完了しました。

(記者)「1回目の避難は?」
(児童)「50点」
(記者)「2回目は?」
(児童)「90点」

(児童)
「地震とか津波はいつ起こるかわからないから、(日頃から)備えておきたいと思いました」

青島小学校は、児童たちにどのような状況でも主体的に安全を確保できるようになってほしいとしています。