鳥取県の将来を担う人材を支援・育成しようという「フューチャーとっとり奨学金」今回、日吉津村出身の高校生が選ばれ、このほど、授与式がありました。

米子市の柳心学園が取り組む「フューチャーとっとり奨学金」は、米子にちなんで47万5千円の返済不要の奨学金を、毎年、1名に贈っています。

第8回目となった今回は、応募者の中から日吉津村出身で、東京の音楽学校に通う高校2年生、坂口碧望さんが選ばれました。

3歳からバイオリンを始めたという坂口さんは、数々のコンクールで受賞を重ねていて、授与式では、「将来、世界的な演奏家となり、故郷に上質なクラシック音楽を届けたい。」と挨拶し、演奏を披露しました。

坂口碧望さん「音楽大学、そして将来的にはヨーロッパに留学し勉強したいと思っています。」

学校法人柳心学園 大野奈穂子理事長「夢を持った方が受賞され、その方々の活躍の証跡も追いながら、一つ一つ数を増やして鳥取県に貢献できるような形が作れたら良いと思っています。」

柳心学園は、この取り組みに賛同してもらえる協賛企業の募集にも、力を入れていきたいとしています。