石川県白山市は30日夕方、山間部の住宅裏に出没したクマ1頭を自治体の判断で発砲が可能になる「緊急銃猟」で駆除したと明らかにしました。緊急銃猟が行われたのは今年9月の制度開始以降、県内で初めてです。
30日午後3時10分ごろ、白山市河内町きりの里で近くに住む人から「民家の裏でクマがクルミを食べている」と市に連絡がありました。
市や警察などが駆け付けたところ、体長1メートルほどのクマ1頭がクルミの木の下に留まっていたということです。
市は周辺住民に屋内に留まるよう呼びかけ、午後4時15分ごろ、県内で初めて自治体による判断で発砲が可能になる緊急銃猟でクマを駆除しました。けが人はいないということです。
現場は北陸鉄道石川線の鶴来駅から南におよそ7キロの国道157号沿いの集落です。














