クマによる深刻な被害を受け、政府はきょう初めての関係閣僚会議を開催し、11月中旬までに緊急のクマ対策パッケージをとりまとめることを決めました。
木原稔 官房長官
「国民の命と暮らしを守るため、追加的・緊急的なクマ対策を強化いたします」
政府はきょう午後、木原官房長官をトップに、環境省や防衛省など8つの省庁からなる、初めてのクマ対策の閣僚会議を開催しました。
会議で木原長官は、住宅街などに侵入してきたクマに対し、自治体の判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」を拡大し、警察官や狩猟免許を持つ公務員が速やかな駆除に協力できる体制をとれるよう、関係省庁に指示しました。
木原長官は、こうした緊急のクマ対策パッケージを11月中旬までにとりまとめるよう指示した上で、必要なら追加の予算措置も検討し、実効性の高い対策を実施するよう求めました。
一方、深刻なクマ被害のある秋田県からの要望を受け、防衛省が近く、現地に自衛隊を派遣する方針を固めたことがJNNの取材でわかりました。
防衛省幹部によりますと、今回の派遣は地震などの際の「災害派遣」ではなく、自衛隊法に基づく輸送事業の支援という扱いになる見通しです。
自衛隊員が直接、クマの駆除をすることは想定していないということで、現地でおこなう作業としては、▼クマを捕獲するための罠の設置や、▼捕獲・駆除したクマの輸送や解体の補助、▼周辺の安全確保などの支援が検討されています。
派遣に向けて準備をしている陸上自衛隊・秋田駐屯地の自衛隊員およそ130人は、きょう午前、地元の猟師などとともにクマ被害に対応するための訓練をおこないました。
各地で相次ぐクマ被害。ついに自衛隊が派遣される事態となりました。
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