10月上旬、北海道に住む60代の男性が、LINEでのやり取りをきっかけに約570万円をだまし取られました。警察はSNS型投資詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、10月上旬、北海道内の60代の男性のスマートフォンに、経済評論家の「三橋貴明」と名乗る者から突然LINEでメッセージが届き、「投資について知りたいですか」などと投資を勧められました。

男性は、経済評論家の三橋貴明さんが書いた書籍を読んだことがあったことから興味を持ち、「三橋」を名乗る者とやり取りを始めると、仲介人として「石田久美」や、口座の指定をする者として「中村智翔」を名乗る人物を紹介されました。
男性は、勧められた株式の投資話を信じ、10月7日から27日までの間に、現金自動預け払い機(ATM)や金融機関の窓口から、指定された複数の口座に7回にわたり570万円を振り込んだということです。

不審な振り込みに気づいた金融機関が、29日に警察に連絡し、事件が発覚。

警察官が、男性宅を訪れたことで、男性は初めて詐欺被害に気が付いたということです。

警察は詐欺事件として捜査するとともに、SNSで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑うよう、注意を呼びかけています。