29日午後、釧路総合振興局管内に住む70代の女性が、サポートセンターを名乗る男に現金50万円を騙し取られました。

電子計算機使用詐欺の被害にあったのは、釧路総合振興局管内に住む70代の女性です。

警察によりますと、29日午後3時ごろ、自宅で女性がパソコンを操作中に、突然画面が暗くなり、「ウイルスに乗っ取られました」等と記載された画面と共に0120から始まる電話番号が表示されました。
女性が、その電話番号に電話したところ、サポートセンターを名乗る男が電話に出ました。女性が、男に指示された通りに捜査を進めたところ、パソコンは遠隔で捜査が出来る状態になったということです。

女性は、サポートセンターを名乗る男から、「サポート代金として500円かかる」「支払のために銀行画面を表示させるから、ログイン情報、IDを入力しろ」などと指示があり、インターネットバンキングの口座を入力する画面にログイン情報を入力しました。
その後、女性は、カスタマーセンターを名乗る男から「手数料として5万円分のプリペイドカードを現金で買ってきて」と告げられました。

不審に思った女性は、口座の取引情報を確認したところ、50万円が引き出されていて、カスタマーセンターを名乗る男に対し、「これって詐欺ですよね」と話したところ電話が切れたということです。

女性は、警察に被害を申告し、口座を凍結させました。

警察は、「パソコンに突如表示されたサポートセンター電話番号は詐欺につながる可能性が高い」などと、注意を呼び掛けるとともに、警察相談専用電話「#9110」に相談してほしいと呼びかけています。