2025年 気象と開花の関係は?

ー2025年の気象条件と開花遅延の可能性はどうでしょう?

東洋産業 大野竜徳さん
「2025年は記録的な猛暑でした。都市部ではヒートアイランド現象が強く、夜間の気温が下がらなかったため、花芽分化(8月上旬)が遅れた可能性があります。

花芽形成が遅れると、当然その後の開花も後ろ倒しになります」

「一方で、9月末以降は一気に気温が下がり、最低気温が17℃前後に達しました。雨量も十分で、土壌水分は確保されています。

このため、成長期が終わった株ではそろそろ開花してもおかしくありません。

ただし、気温の低下が急激すぎると花芽が十分に成熟しないため、花数が少なくなることが予想されます」