数々の日本庭園を手がけ昭和を代表する作庭家として知られる、岡山県吉備中央町出身の重森三玲。その三玲によって作られたものの、長年、荒れた状態で放置されていた岡山県高梁市の庭園が蘇りました。

それは70年前 白砂、苔、石の組み合わせで雄大な自然を

作業期間は約1年半。そこには、偉大な作庭家が遺した庭をなんとか元の姿に戻そうと奮闘した多くの人々の思いがありました。

白砂と苔、そして、石の組み合わせだけで雄大な自然を表現する、日本庭園の代表的な形式の1つ、「枯山水」。70年前、重森三玲によって高梁市中之町に作られたこの庭は「驢庵」と名づけられています。

「驢庵」が、この美しい姿を取り戻すのに約1年半の歳月がかかりました。

(「驢庵」の所有者 東良平さん)
「こんなにきれいな素敵な庭が目の前に現れてきて、すごくうれしいと思っています」