毎週1回開催されている兵庫県・斎藤元彦知事の定例会見が、異例の申し入れで中止となりました。

きょう10月29日は午後1時15分から斎藤知事の定例会見が予定されていましたが、おととい27日に中止が発表されていました。

29日午前、斎藤知事は報道陣の取材に応じ、中止になった経緯について話しました。

「10月10日に、ひょうご県民連合の小西宏典県議と自民党の伊藤栄介県議から、(29日は近くの小学校で)音楽会があるので、定例記者会見の時間帯や日時について変更してほしい旨の申し入れがあった。20日に市の教育委員会から、同様の要請があった」(斎藤元彦知事)

県によりますと、10月、県議や市の教育委員会から、音楽会と抗議活動の音との干渉を懸念して、定例会見の日時を変更できないかといった意見が寄せられたということです。

しかし、音楽会は今週通しで開催されていることなどから日程変更が難しい、などの理由で中止という判断に至ったということです。

「子どもたちも音楽会については一生懸命練習し、楽しみにしているということですから、安全面に不安があるということならば、今回は会見は中止にしましょうということで、記者クラブさんと合意をさせていただいた」(斎藤元彦知事)

斎藤知事の会見時刻をめぐっては、児童の下校時間帯と重なるなどの理由から、今年10月以降、従来の会見時刻(午後3時)より前倒しして実施されています。