大阪市は、今年度では初めて、インフルエンザの流行により市内の小学校1校を臨時休校することを発表しました。

 10月29日30日の2日間にわたって臨時休校の措置が取られるのは、生野区にある大阪市立の小学校です。

 この小学校では、インフルエンザに感染する児童が増加していて、27日までに6学年12学級のうち半分にあたる6クラスが学級閉鎖となっています。また、学級閉鎖に至っていないクラスでも、多いところでは4割ほどの児童が欠席しているということです。

 大阪市によりますと、大阪市立の小中学校が感染症の流行で臨時休校となるのは今年度では初めてで、昨年度は休校に至った事例はなかったということです。

 大阪府では、今年の第38週(9月15日~9月21日)の時点で定点あたりの患者報告数が「1.05」となり、昨年より2か月早く流行期に入っています。

 大阪市は、インフルエンザの対策として、こまめな手洗いや手指消毒、重症化を予防するワクチン接種などを呼びかけています。

 今後もインフルエンザによる感染への注意が必要です。