そもそもレモン彗星ってどんな星? いつまで見える?

ー「レモン彗星」は、どんな星なのでしょうか?

山陽学園大学 米田瑞生さん

「今回の主役はアメリカのレモン山天文台で発見された彗星です。名前の由来は発見者ではなく観測施設で、柑橘類とは関係ありません」

「ただし、見た目はちょっと爽やかで、夜空の中で黄緑がかった尾をのばす姿はレモン色のように感じるかもしれません」

いつまで見える?

ー「レモン彗星」いつ・どこを見れば良い?

山陽学園大学 米田瑞生さん
「10月前半は明け方の東の空でしたが、後半は夕方の西の空でチャンスがあります。10月20日前後に地球に最接近し、まだ見ることができます。

『星座の星の中ではちょっと地味』ですが、彗星としてはかなりの明るさ。街明かりの少ない場所なら、肉眼でも見えるかもしれません」

【画像④】は、岡山市内で撮影したレモン彗星(中央)です。

【画像④】町明かりの多い岡山市内では双眼鏡が必要

米田瑞生さん
「思ったより、ぼんやりしていて、見るのが難しい印象です。岡山市内からだと、双眼鏡を使ってやっと見えたという状況でした。

レモン彗星は、21日に地球に再接近した後も太陽に接近し、11月8日の太陽最接近まで明るさを増します。現在のように、ある程度の空の高さに見えるのも、11月8日までと考えるのが良さそうです。

これ以降は、地球から見ると、太陽の近くに移動する上に、彗星自体暗くなっていくため、見づらくなっていくはずです」