株価の値上がりが続いています。日経平均株価が27日、史上初めて5万円の大台を突破しました。中小企業がほとんどを占める鹿児島の経済にどんな影響をもたらすのか?取材しました。

27日の東京株式市場は、先週末から1200円以上値上がりし、史上初めて5万円の大台を突破しました。

(記者)「初めての5万円台突破、みなさんの受け止めは?」

「(株式投資しているので)ニュースできて(うれし顔)」「株を増やそうか、他の銘柄も見てみようと思う」

「自分たちの生活が変わらないのでピンとこない」

「潤沢なカネが日本経済に注ぎ込まれることは良いことだと思う。それを実体経済にどう使うかというところが肝心だと思う」

高値の背景について、市場関係者は高市総理の経済政策への期待感が追い風になっているとみています。

(九州FG証券 鹿児島支店・田之上唯マネージャー)「(高市総理が掲げる)積極財政と金融緩和は、海外投資家はかなり期待感を持って、今回投資をしているところがある」

大企業は株価の恩恵を受ける一方、中小企業が99.9%を占める鹿児島では…

(九州FG証券 鹿児島支店・田之上唯マネージャー)「(中小企業は)物価高や社会保険料が重荷になっているところはある。日本の大手企業がしっかり企業利益を出して、その分が個人の方に返ってきて、消費に回っていく循環が起これば、(地方に)プラスになってくるのかなと思う」

あす28日は日米首脳会談も予定される中、株価はどう動くのか?注目されます。