24日午後、高市早苗総理が就任後初めて所信表明演説を行いました。特に外交・安全保障については「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と決意を新たにしました。

「日米関係をさらなる高みへ」外国人政策にも言及

高市総理が初めての所信表明演説で、まず訴えたのは自らの「決意」でした。

高市早苗総理
「日本列島を強く豊かにしていく。世界が直面する課題に向き合い、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す。絶対にあきらめない決意をもって、国家国民のため果敢に働いてまいります」

演説では随所に「高市カラー」も滲ませています。外国人政策では…

高市早苗総理
「一部の外国人による違法行為や、ルールからの逸脱に対し、国民の皆様が不安や不公平を感じる状況が生じていることもまた事実です。排外主義とは一線を画しますが、こうした行為には政府として毅然と対応します」

外交・安全保障では…

高市早苗総理
「日米同盟は日本の外交・安全保障政策の基軸です。私自身、トランプ大統領が訪日される機会にお会いし、首脳同士の信頼関係を構築しつつ、日米関係をさらなる高みに引き上げてまいります」

トランプ大統領が同盟国に安全保障の負担増を求める中、高市総理は防衛費と関連経費について、対GDP比2%に引き上げる政府目標を、前倒しして実施する方針も表明しました。

立憲民主党 野田佳彦代表
「(防衛・安保)ここが一番イケイケで出ていたんじゃないでしょうか。ブレーキ役(公明党)がいなくなった分、我々野党第一党がしっかりブレーキ役を果たし、中道改革の路線からチェックしていく」