台風22号と23号により大きな被害を受けた伊豆諸島の八丈島で、自宅に住むことが難しい被災者のために、東京都はキャンピングカーを島に送る方針を明らかにしました。

都はきょう、自宅に戻れない被災者の生活環境の向上のため、キャンピングカー20台を八丈島へ送ることを発表しました。

八丈島では、台風による被害を受けて自宅で生活できなくなった16世帯20人が今も島内の宿泊施設で2次避難を行っています。

けれども、2次避難先での受け入れ期間にも限度があることなどから、都は一時的な滞在場所としてキャンピングカーを送ることを決めたということです。キャンピングカーは今月中をめどに島に届けられ、その後、数日で入居が始まるということです。

また、都はその後の避難先として、町営住宅への入居や移動可能なコンテナ型の応急仮設住宅「ムービングハウス」を提供する考えも明らかにしています。

小池都知事は、会見で「まずはスピード感を持って、被害を受けられた方の居場所の確保を進める」とコメントしています。