特定外来生物で強い毒をもつ「アカカミアリ」の女王アリが、愛知県で初めて確認されました。
今月22日、名古屋港飛島ふ島で確認されたのは、特定外来生物で毒を持つアカカミアリの有翅(ゆうし)女王アリ1匹と働きアリ4匹です。
先月28日、環境省の調査で、ヒアリ類と疑われる働きアリおよそ500匹がコンテナヤードの塗装の継ぎ目から出入りしているのがわかり、その後、30日に、この働きアリはアカカミアリであることが専門家によって確認されました。
今月22日の追加の調査で女王アリが確認されたため、巣を作っている恐れがあるとして、環境省は引き続き、殺虫剤の設置や周辺の調査を実施するということです。
アカカミアリの有翅女王アリはことし兵庫県と大阪府で確認され、愛知県で確認されたのは初めてだということです。
環境省や愛知県は、「県内広域にアカカミアリが拡散しているものではなく、港湾区域などを除いては必要以上にアリを恐れることはない」と呼びかけています。
ヒアリやアカカミアリを見つけたときは素手で触らず、環境省ヒアリ相談ダイヤル(0570ー046-110)に連絡してください。














