JR北海道は22日、JR花咲線・浜中駅内で所定の位置から約110メートル行き過ぎて停止するトラブルがあったと発表しました。
運転手の意識レベルが一時的に停止し、漫然と運転したことが原因としています。

JR北海道によりますと、22日午前9時35分ごろ、JR花咲線の浜中駅内で、根室発釧路行きの普通列車(1両編成・乗客13人)が所定の位置から約110メートル行き過ぎて停車しました。

指令センターの指示により、停止した位置から約10分後に運転を再開したものの、浜中駅から乗車予定だった2人の客は、JR北海道が手配したタクシーで目的地に向かったということです。

運転手は、運転歴5年未満の30代で、JR北海道は「事前の点呼で問題はなく、病気でも居眠りでもない」としています。

運転手は、JR北海道の聞き取りに対し「(加速も減速もしない)惰行と加速を繰り返している中で、漫然とした状態になってしまった」と話しているということです。

JR北海道では、2025年9月にも、青函トンネル内で北海道新幹線の運転手の意識レベルが下がって車両が減速するトラブルがあり、JR北海道は再発防止に努めるとしています。