京都三大祭りのひとつ「時代祭」。歴史絵巻さながらの大行列がまちを練り歩きました。

 「枕草子」の作者・清少納言に鎌倉時代の武将・楠木正成。平安時代から明治維新までの歴史上の人物に扮した約2000人が京のまちを歩きます。

 毎年10月22日に行われる「時代祭」は平安遷都1100年を記念して始まり、葵祭・祇園祭とともに京都三大祭のひとつです。行列は、京都御所を出発し平安神宮を目指しました。

 「京都の長い歴史を目の前で見ることができて、装飾だったり馬の力強さだったり、歴史に触れられていい経験になりました」

 小雨が降った京都市の日中の気温は、15度前後と11月下旬並みの肌寒さでしたが、沿道に集まった約4万3000人は時を忘れ、見入っていました。