16年ぶりに自民党から国土交通大臣に起用された金子恭之大臣が就任会見で、「国民の皆様の命と暮らしを守り、国土交通省の任務に全力を尽くす」と意気込みを語りました。

金子恭之 国土交通大臣
「国民の皆様の命と暮らしを守り、我が国の経済成長や地域の生活、生業を支えるという国土交通省の任務に全力を尽くして参りたい」

民主党に政権交代した2009年以来、16年ぶりに自民党から国土交通大臣のポストに就いた金子恭之国土交通大臣。きょう行われた就任会見で意気込みを語ったうえで、喫緊の課題として挙げられる経済対策や物価高対策などについて、「国土交通行政を取り巻く政策課題とあわせて、前に進めていきたい」という考えを示しました。

また、高市総理からは個別に、▼インフラの老朽化対策を加速させるなど国土強靱化のための取り組みを推進することや、▼地方を含めた交通網や物流インフラの整備を推進することなどの指示を受けたと明らかにしました。

国土交通大臣のポストは2012年以降の自公政権では公明党からの起用が続いていましたが、公明党が連立を離脱したことで自民党から金子大臣が就任しました。

これについて、金子大臣は「公明党の大臣がやってこられたことについて道半ばのものもあると思いますが、しっかり受け継ぎながら前に進めていきたい」とコメントしました。