2011年3月、東日本大震災の混乱のなか、生まれた命があります。
3月、中学校卒業というひとつの節目を迎えた男の子、15年の成長の軌跡を見つめました。

「お腹は守らなきゃ」混乱のなか誕生した命

震災発生5日後、仙台市内の病院。
2011年3月12日に生まれた遠藤維人くんです。

母・聡美さん:
「地震があった日の夜9時くらいからお腹は痛かった。でも陣痛が今来たら産めないと思って、これは陣痛じゃないと思い込んで、午前3時まで我慢したけど痛くて」

母・聡美さんは停電が続く中、病院にかけこみ、維人くんを出産しました。

母・聡美さん:
「這うようにして部屋の中を逃げてすごく怖かった。でもお腹は守らなきゃと思ったので」