「流しのブルペンキャッチャー」安倍さんが考える、左腕王国を作るべく必要なドラフト注目の左腕とは?
安倍昌彦さん
「広島出身の社会人野球の鷺宮製作所の竹丸投手」
崇徳高校から城西大に進み、社会人2年目となる24歳の竹丸和幸投手。その決め手は…
安倍昌彦さん
「プロで勝負できる変化球を持っています。左打者の胸元にブラッシュアップしてくるようなシュートを持っている。もう一つ、逆の球筋でチェンジアップを持っています。ピッチャーから見るとこういう球筋を持っている、これ左投手の絶対条件です」

そしてもう一人、左腕の注目株は…
安倍昌彦さん
「一位でいなくなるかなぁ、残っていても2位の最初の方で取られちゃうかな、中央大学の岩城投手。このピッチャーはパワーピッチャーです」
中央大学の岩城颯空投手は150km越えの速球と緻密なコントロールを併せ持つ期待の左腕。

さらに注目すべきは…
安倍昌彦さん
「縦のスライダーがいい。プロで仕事ができるかどうかっていったら、変化球とコントロールってのは絶対に必要ですから、それを両方とももっています。もう一つのね、左バッターのインコースも攻める意欲があるんだよ。これはやっぱりプロに通用する左投手になれるかどうかの大きな境目は左打者のインコースにストライクが取れるかどうか」
強気の内角攻めが売りの岩城投手。
同じタイプにはルーキーイヤーに10勝をマークした阪神の伊藤将司投手の名前が…
安倍昌彦さん
「彼はその時、140km台の球なんかほどんど放らない。130km後半の直球と変化球で10勝している、理由は左打者のインコースを攻められたから、それぐらい大きな要素を占めるアドバンテージ」
Q:2位で取れたら?
「万歳でいいんじゃないですかね」
最後に、今回のドラフト会議、どのように見れば面白いか注目ポイントをお聞きしました。
安倍昌彦さん
「どれだけ偏ったドラフトをするか。最初が左ピッチャーだったらそのあとも全部左ピッチャー。球団のチーム作りの近未来へのポリシーを宣言しているのと同じことになる。私たちは近未来の左腕王国を見て楽しみにして応援すれば良いんだ。何となくイメージわかるじゃんか」