大宜味村や東村を生息域の南限とする国指定の天然記念物、ヤンバルクイナ。今年度も名護市で確認されていたことが分かりました。生息域を広げている可能性があります。
ヤンバルクイナが確認されたのは名護市源河の森の中で、今年度県が調査のために設置した自動撮影カメラにその姿が捉えられていたということです。
名護市で開かれたシンポジウムで報告されたもので、ヤンバルクイナは2023年7月、同じエリアで1度は確認されていましたがその後、目撃情報などはありませんでした。
これまで確認されているヤンバルクイナの生息域は国頭村、大宜味村、東村の3村ですが、天敵のマングースの防除が進み、生息域が南へ広がっているとみられています。
シンポジウムではこのほか、国の天然記念物ノグチゲラの繁殖が名護市で確認されたことなどが報告され、森を守るための課題や将来に向けた保全の在り方について意見が交わされました。(北部通信員:岸本幸平)
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