車いすテニス、世界ランク1位の小田凱人(19)が19日、有明コロシアムで行われた「YONEX TENNIS FESTIVAL 2025」のイベントに参加。エキシビションマッチでは女子テニスの元世界ランキング1位、M.ヒンギスさんとペアを組み、車いすテニス元世界ランキング1位の国枝慎吾さん、女子テニス元世界ランキング4位の伊達公子さんのペアと対戦。小田は華麗なドロップショットを決めるなど観客を魅了した。
小田は「めちゃくちゃ盛り上がっていたなと思いました。先週は、全員が車いすテニスの男子のトップが集まったので、プレーに見入ってくれてたなっていう感じでしたけど、今日は楽しく、みんなで楽しい空気を作ってもらえたなっていう感じでした」と話した。
小田は9月に全米オープンで優勝し、四大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)とパラリンピックを全て制覇する生涯ゴールデンスラムを史上最年少で達成。テニス界を牽引する19歳は会場に集まった子どもたちに向けて、「これを機にプロを目指して頑張って欲しいなと思いますし、車いすでも、一般のテニスでもそうですけど、そういうのを問わず、誰でもトップを目指せるチャンスはあると思うので、近い世代として今日は見せられたんじゃないかなと思います」とメッセージを送った。