20日朝早く、仙台市内の県道で自転車で通勤中の男性がクマと衝突して転倒しけがをしました。
また、19日夜遅く宮城県栗原市の住宅では、庭で男性がクマに襲われそうになり、工具を使って追い払いました。

千葉陽太記者：
「自転車に乗った男性は、こちらの山間の道路で、路上にたたずんでいたクマと衝突したということです」

20日午前4時半頃、仙台市青葉区芋沢の県道55号で、自転車で通勤中だった60代の会社員の男性が、体長1ｍほどのクマ1頭と衝突しました。

男性は転倒し左足にけがをして病院に運ばれました。

警察によりますと、男性とぶつかったクマのほかに子グマ2頭もいて、3頭とも南西にある広瀬川の方向に逃げていったということです。

また、19日午後11時50分頃、宮城県栗原市若柳の住宅の庭で住人の40代の男性が、体長1ｍほどのクマ1頭に襲われそうになりました。男性は金属製の工具を振り回して反撃し、クマは北側の川の方に逃げていったということです。

近所の人：
「飼い犬が普通じゃない鳴き声をたてて、玄関を開けたらクマがいた。クマがドアノブをガチャガチャして入ろうとしていた（と話していた）」

男性にけがはありませんでしたが、庭にいた飼い犬が背中にけがをしました。

県内ではクマの出没警報が出ていて警察が住民に注意を呼びかけています。