そして、こちらは1年半ほど前、スーパー跡地にオープンした島根県松江市の「マルイ黒田店」。

グループ最大の売り場面積を誇りゆったりと買い物ができるよう設計された店内では、地元産の生鮮食品や仁多米を使ったおにぎりなど豊富な総菜を買い求めることができます。

1981年、この場所で「アピア」として産声をあげた店舗は途中「キャスパル」に形を変え、およそ40年にわたって市民に親しまれてきましたが、2021年に閉店。

「マルイ」が土地を借り受け松江市初出店を果たしましたが、この店にも特徴があります。

記者 土江諒
「マルイの横には無印良品があります。そして向こうには、JU米子髙島屋のギフトショップもあります」

去年、駅前の一畑百貨店が閉店し、島根県は百貨店空白地となる中、敷地内には山陰最大の「無印良品」や「JU米子髙島屋」のギフトショップなどを併設したことで休日は松江市外からも客を呼び込むなど、橋北エリアの買い物の拠点となりつつあります。

常連客
「(マルイは)総菜が豊富じゃないかなと思っています」

「本当に全部使ってて、ウェルネス行って、無印行って、お買い物して。週1回それしている」

マルイ黒田店 宮林信行 店長
「橋北エリアの買い物拠点として、マルイが今後も松江エリアのお客様に親しんでいただけるようなお店をつくってまいりたい」

少子高齢化とともに課題となっている「買い物難民」。
日々の買い物のカタチも変わりつつある中、スーパーにとっても「地域性」が重要になっているようです。