森友学園をめぐる決裁文書の改ざん問題。遺族が佐川宣寿氏のメールなどを優先的に開示するよう、財務省に申し入れました。
赤木雅子さん
「本当に大切な所をうやむやにされている。そんな感じがします」
17日午後、大阪市内で悲痛な心境を述べた、赤木雅子さん。
雅子さんの夫で、近畿財務局職員だった俊夫さんは、森友学園への国有地売却に関する決裁文書の改ざんを命じられたことを苦に、自殺しました。
雅子さんは、財務省側が検察に任意で提出したとされる文書の開示を求め、裁判で勝訴。これまでに約5万4000ページが開示されています。
改ざんは、当時、財務省の理財局長だった佐川宣寿氏が主導したとされていますが、これまでの開示では、佐川氏の関与を示す部分は出てきていません。
雅子さんらは17日、財務省に対し、佐川氏らのメールなどを優先的に開示するよう申し入れを行いました。
赤木雅子さん
「歩く所もなくなるんじゃないかというぐらい(自宅は)書類の山なんです」
「夫の周囲じゃなくて“発案した人”、改ざんを一番最初にやろうと発案した人、その方の指示を知りたいと思います」
注目の記事
『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 「使命感で」体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発、また透析生活…次に命をつないだのは-

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

原因はまさかの“ヘビ”…変電所内で体長約1.5m、焦げた状態で見つかる 県西部で約7100世帯の停電 富山

【1300年ぶり天体ショー】“一生に一度の輝き” 緑に光る“レモン彗星”最接近へ 島の天文台館長が伝授「日の入り後1時間」の勝負


「逆にお聞きしますが、僕がパクられた時に京アニは何か感じたんでしょうか」言い返す青葉被告を裁判長が制止した 遺族がはじめて被告人質問に立つ【ドキュメント京アニ裁判⑪】

「投資用物件とフラット35」で相次ぐトラブル…住宅ローン4000万円『一括返済』求められ「絶望」勧めた不動産会社Xに取材を申し込むと

幼少期に性被害「ずっと自分を殺したかった」加害繰り返した男性「反抗しない子どもに…」当事者たちの証言【MBSドキュメンタリー映像‘23】

「お金ないし誰の子どもかわからない」路上で赤ちゃん出産…傍聴から見えた女の半生「風俗店勤務でホテル転々…給料の大半はホスト通いに」「過去12回の出産」「妊娠を相談する人がいなかった」
