森友学園をめぐる決裁文書の改ざん問題。遺族が佐川宣寿氏のメールなどを優先的に開示するよう、財務省に申し入れました。

赤木雅子さん
「本当に大切な所をうやむやにされている。そんな感じがします」

17日午後、大阪市内で悲痛な心境を述べた、赤木雅子さん。

雅子さんの夫で、近畿財務局職員だった俊夫さんは、森友学園への国有地売却に関する決裁文書の改ざんを命じられたことを苦に、自殺しました。

雅子さんは、財務省側が検察に任意で提出したとされる文書の開示を求め、裁判で勝訴。これまでに約5万4000ページが開示されています。

改ざんは、当時、財務省の理財局長だった佐川宣寿氏が主導したとされていますが、これまでの開示では、佐川氏の関与を示す部分は出てきていません。

雅子さんらは17日、財務省に対し、佐川氏らのメールなどを優先的に開示するよう申し入れを行いました。

赤木雅子さん
「歩く所もなくなるんじゃないかというぐらい(自宅は)書類の山なんです」
「夫の周囲じゃなくて“発案した人”、改ざんを一番最初にやろうと発案した人、その方の指示を知りたいと思います」