16日夜、富山県内で初めて緊急銃猟の許可を出した富山市は17日、藤井市長をはじめ、部局長級の幹部職員を集めた会議で、緊急銃猟の許可を出した経緯が説明されました。

会議には藤井裕久市長をはじめ、部局長級の幹部職員を集まりました。

捕獲体制が整ったと報告を受けた市長が現場で判断するよう伝え、森林政策課長が有害鳥獣対策実施隊員に指示しました。実施の際には周辺の民家20数軒に市の職員らが説明に回ったということです。民家の敷地内でクマが目撃されてから緊急銃猟の許可までには2時間を要しました。
富山市森林政策課 中島光輝課長
「防衛線を張ったりだとか、銃を撃つ方もそれ(緊急銃猟)を聞いてそこに集合しなければならないので。それにかかる時間は必ずあるという中では早くできた方ではないかなと考えております」
全国の自治体では即応性を重視し、緊急銃猟実施の権限を現場の職員に委任するケースが増えていて、中島森林政策課長は「検討したい」としています。