水俣病の被害者救済を目指す法案の早期成立を求めて、被害者団体などが新潟市で署名を呼びかけました。
新潟水俣病共闘会議 中村周而議長代行
「原告38人が亡くなっているわけでありまして、一刻も早い救済措置が必要になっていると」

署名を呼びかけたのは、新潟水俣病第5次訴訟の原告団長・皆川栄一さんや弁護団らです。
被害者救済を目指す新たな法案は、これまでの特別措置法で漏れた多くの被害者を対象としています。今年6月に野党各党が共同で提出しましたが継続審議となっていて、原告団の平均年齢は75歳を超えているとして法案の早期成立を訴えました。

新潟水俣病第5次訴訟 皆川栄一原告団長(82)
「まだまだ音を上げていない潜在患者を救うためにも有用な法案であります」

新たな救済法案は21日に召集される臨時国会で審議される見通しです。