アユ釣りの名所で知られる霧島市の天降川では新燃岳の噴火や集中豪雨を経て、今年も、子どもたちがアユを放流しました。
霧島市隼人町を流れる天降川。アユを放流したのは、近くの日当山小学校の3年生111人です。
地元の漁協が毎年行っていて、今年は産卵前の体長15センチほどのアユを放流しました。
(児童)
「初めてアユの放流ができて楽しかった」
「思っていたより大きかった」
「川がもっともっと楽しい場所になってほしい」
川の恵みを感じられる一方で、天降川は今年、6月からの新燃岳の噴火で灰が川底にたまり、8月の集中豪雨では氾濫も起きました。
(霧島天降川漁協 中村博文組合長)「新燃岳の灰が川に流れてきてコケも生えない状況で、産卵に影響がないか心配している」
不安は残りつつも、今年も天降川に子どもたちの歓声が響きました。