長崎大学が被爆資料の保存・継承を目的に実施していたクラウドファンディングに、2,000万円を超える寄付が集まったことが分かりました。

学生と教職員、あわせて898人が犠牲になったとされている長崎大学。被爆80年の節目を迎えたことし、劣化が進む被爆関連資料の修復・保存を目的に、6月24日~8月22日のおよそ2カ月間、クラウドファンディングのサイトを開設し寄附をつのっていました。

その結果、目標金額800万円を大きく上回る約2,485万円の寄付が寄せられたということです。

寄付金は、被爆時に長崎医科大学の学生が着ていた「血染めの白衣」の修復や、原爆による焼失を免れた日本に現存する最古の紙製人体模型「キュンストレーキ」の保存に向けた調査などにあてられることになっています。

大学では今後、より多くの人に見てもらうための展示会の開催も計画しているということです。