2度にわたる台風で断水や停電が続く東京・八丈島。建物への被害も多く確認されていて、町は住まいを失った住民のため仮設住宅の建設を検討しています。
八丈島で猛威をふるった台風22号と23号。人的被害はなかったものの、複数の地域で断水や停電が続いています。
島民
「トイレのこともあるし、洗濯もできないですよね」
なかには、住む家を失った人も。
島民
「(自宅は)天井も落ちて、屋根もはがれたりとかして、屋根の中のものが全部床に散らかっている状態。床もはがれかけてるし、全然住めない」
これまでに「り災証明書」を申請したのは276人。町は、きょうから町営住宅への入居相談を始めました。
現在の町営住宅の空きはわずか24部屋だということで、町は仮設住宅の建設を検討しています。
台風の影響は島の基幹産業である「漁業」にも。
記者
「島内の漁港では、屋根が飛ばされるなどの被害があり、漁に出られない状態が続いています」
漁師
「港の(一部の)冷蔵庫もダウンしているようで、水揚げした魚を保管することもできない状態。仕事にならない」
漁協は今月20日まで漁に出ることを取りやめるということです。
午後には、小池百合子知事が現地に入り、被害状況などを確認しました。
東京都 小池百合子 知事
「しっかり都と町が連携して、皆さんの安心安全な生活の確保に向けて頑張っていきます」
避難所には今も135人が身を寄せているということで、島の復旧が急がれます。
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