群馬県伊勢崎市で去年5月、飲酒運転のトラックが車に突っ込み2歳の男の子を含む3人が死亡した事故で、危険運転致死傷の罪で起訴された男の初公判が来年1月14日に開かれることになりました。

この事故は去年5月、伊勢崎市の国道でトラックが対向車線の乗用車に突っ込み、塚越湊斗ちゃん(当時2)と父親の寛人さん(当時26)、祖父の正宏さん(当時53)の3人が死亡したものです。

前橋地検は事故を起こしたトラック運転手の鈴木吾郎被告(71)を、飲酒によって正常な運転ができない状態で事故を起こしたとして危険運転致死傷の罪で起訴しています。

この事件の初公判が来年1月14日に前橋地裁で開かれることになりました。

この事件は裁判員裁判で審理されることになります。

これまでに裁判所と検察、弁護士の3者で証拠や争点を絞り込む「公判前整理手続き」が行われていて、遺族はJNNの取材に「被告には『なぜ仕事中にお酒を飲んだのか』を一番聞きたい。厳罰を望んでいる」と話しました。