1500m・5000mで西日本の学生ナンバーワンに輝いた今年、関東の選手にも勝ちたい、たすきを胸に、本番を迎えました。
先頭を、優勝候補の中央や駒澤、早稲田が引っ張る中、中村選手は中盤まで、先頭集団で息を潜めます。
しかし、6キロすぎ。集団がペースアップすると、じわじわと離されます。得意のラストスパートを生かすことはできず。先頭から33秒、13位でたすきを渡しました。
(中村晃斗選手)「自分の弱さを痛感している。後輩がずるずる下がってしまったら申し訳ない。少しでも頑張れと思い声かけをした」

たすきを受けた2区以降は、2年生と1年生。6区間で2番目に長い、8.5キロの3区。

15位でたすきを受けた齋藤選手は、粘りの走りで、順位を落さずつなぎます。

その後、16位に後退するも、アンカーの辻田選手が1人を抜いて。目標の13位には届きませんでしたが、初めての出雲駅伝を15位で終えました。

(前迫勇太監督)「こんなに悔しいとは思わなかった。今回1回悔しい思いをすれば、絶対来年リベンジできる子たち。まずは全日本でリベンジしてくれると思う」
(中村晃斗選手)「練習メニューが、ここを戦う上で全く足りないということが分かった。来年に向けていい収穫。(Q.チームに対しての意識は?)変わったが、トラックだったら勝てるという思いもある。チームにいい流れを作れるかが役割。(個人とチーム)両立できるように頑張る」
学生ランナーあこがれの舞台を初めて駆け抜けた志學館大学。悔しさを胸に、次の目標へと向かいます。
