自律型の人型ロボット「アシモ」先進技術だったはずが…

今、各国が力を入れているのは、この人型ロボット。単なる夢や、技術のデモンストレーションではなく、労働の担い手として巨額の投資が行われています。そして、この分野で日本は遅れをとっているのが実情です。

工場での産業用ロボットでは、今も世界一を誇る日本。2000年代に入った頃に登場したのが、自律型の人型ロボット「アシモ」。自らバランスを取って走ったり、
手を動かしたりと、その先進技術は世界を驚かせました。

しかし、開発は2022年で終了。日本の人型ロボットの第一人者、高西淳夫教授はこう話します。

(早稲田大学・高西淳夫教授)
「残念ながら20年前にピークを迎えて、せっかくその花が咲き始めたが、残念ながら(アシモを)利用する人たちがあまりいなかった」