(大石邦彦アナウンサー)
やはり、すごい戦いになると思うんですけども、僕は50歳を過ぎても、なお進化している羽生さんの凄さに注目したいんですね。
本年度は21勝11敗、勝率が6割5分を超えています。

(大石)
羽生さんの強さってこんなものだろうと皆さん思っているかもしれませんが、昨年度はというと14勝24敗、勝率は3割6分だったんですね。
ことしは3割上げてるんです。

(杉本)
これは羽生九段が復活したという表現が正しいのかなと。
今、好調というよりも本来これぐらいの勝率の方ですから。
昨年悪かったのは、ちょっと体調を悪くしていた時があって、それが今は良い状態ではないのかなと。

(杉本)
あとはAI(人工知能)を今まで若手棋士が羽生対策みたいな感じで使っていたところもあったのですが、逆に羽生さん自身が使われて、最新の形に合わせてこられたこともあるのかなと。

(大石)
50歳を過ぎてAIを駆使して、やり方を変えるわけですよね。
それってどういうものですか。