佐賀県警でDNA型鑑定の不正が繰り返されていた問題。

弁護士会が県警に対し、不正の詳細を公表することや第三者機関による調査などを申し入れました。

佐賀県警のDNA型鑑定の不正問題をめぐり10日、弁護士会が第三者機関の調査などを求める申入書を提出しました。

この問題は科捜研の元男性職員が、およそ7年半にわたって、DNA型鑑定のねつ造や数値の偽装などを繰り返していたもので、8日から警察庁による「特別監察」が始まりました。

これに対し弁護士会は「内部調査だ」として、第三者機関による調査のほか、不正な鑑定の対象となった事件の関係者に対し、詳細を公表することなどを求めています。

佐賀県弁護士会(佐賀県警鑑定不正問題プロジェクトチーム)半田望弁護士
「佐賀県警におかれましては県民の声あるいは専門家からの疑問に答えていただくように、透明性のある対応や回答を頂きたい」


弁護士会によりますと今回の問題が発覚したあと、事件の関係者から鑑定で不正がなかったか、調査を求める問い合わせなどがこれまでに6件寄せられたということです。