およそ1時間半の指導を終えたラミレスさん。「みんな笑顔でしたね。バッティングは簡単なことではないんですけど、子供たちのベストを尽くそうとトライする姿がうれしかったです」。

今回は特別支援学校の児童・生徒を対象として行われたが、発起人の小森さんは将来的には誰もが参加する全国的なティーボール大会の開催を目指している。ラミレスさんも、その思いは同じだ。「障害の有無は関係なく、いろいろな子供たちに野球を楽しんでもらうことで生きる活力を与えられたらいいなと」と話し、「スポーツを誰でもみんなで楽しめる環境をもっと作っていきたい。この活動を続けて行ければと思います」と声に力を込めた。
また、多くのファンが気にしているであろう“監督復帰”についても聞かれると「どこからもオファーは来ていませんが、スワローズ・ベイスターズ両方のファンから『ラミちゃんの監督姿を見たい』という声を沢山いただいているのは知っています。こんなに嬉しいことはないですね」と感謝を語った。