突然の事業停止により結婚式を控えた多くのカップルの挙式を白紙にした運営会社の「アルカディア」。

元社長の大串淳被告(55)、元総務部長の生嶋峰子被告(60)、元エリアマネージャーの小牟禮文彦被告(50)と篠崎貴志被告(48)は新型コロナウイルス感染症の影響による雇用調整助成金制度を悪用し、国から約7200万円をだまし取っていた。

福岡地裁は10月8日、「雇用調整助成金制度を根底から揺るがしかねない悪質な手口」と厳しく指摘し、大串被告に懲役4年、生嶋被告と小牟禮被告、篠崎被告にそれぞれ懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。