“院政”が生まれる2条件
党内の実力者が以下の2条件を持っていた場合、二人羽織政治=院政が生まれると言われています。
(1)カネと人(数)を持っている
(2)不本意に総理を辞任し“野心”が残っている
今回、高市新総裁のバックについている麻生氏にも、この条件が当てはまります。潤沢な資金を持ち、かつて不本意な形で総理を辞任。そして、人(数)も持っています。
裏金問題による世論・選挙への影響を恐れ、自民党の各派閥が「自主的解散」となった中、麻生派(43人)は裏金問題に関与せず「解散する理由がない」として存続したのです。これが、今回の総裁選での影響力につながったとも考えられます。