民間企業の吹奏楽部→県内唯一
創部は1935年。鹿児島信用金庫の前身、鹿児島信用購買利用組合が職員同士の親睦と、職場の活性化につなげようとつくられました。
活動は戦時中も続けられ、音楽の力で多くの人たちを支えてきました。民間企業で吹奏楽部をつくり活動しているのは県内で唯一です。

指揮者の海邉浩司さんは加世田支店と知覧支店の支店長。吹奏楽部の練習は単身赴任先の南さつま市から通っています。
(鹿児島信用金庫吹奏楽部・指揮者 海邉浩司さん)「月から金曜まで仕事で、土日は部活、学校とかにもみんなで指導になる指導に行ったりとか、みんなでするので、土日は音楽、月金は仕事の繰り返しです」

「1日を200%で動いている感じ」
終戦から4年後の1949年から始まった「おはら祭」では1回目から音楽パレードに参加してきたほか、地域の祭りや学校なども含め年間20回ほど演奏活動を行っています。
1975年からは、入場料を全額寄付する「チャリティー演奏会」を開いていて、これまでに2700万円以上を県社会福祉協議会などに寄付しています。

永年の社会貢献活動が認められさまざまな表彰も受けてきた吹奏楽部。これまでの活動に加えて力を入れているのが子どもたちへの指導や合同演奏です。