約10億円の国の助成金を不正受給して破産した結婚式場の運営会社「アルカディア」をめぐる裁判です。
福岡地裁は8日、詐欺の罪に問われた前社長の男に懲役4年の判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、福岡や佐賀などで結婚式場を運営していた「アルカディア」の前社長・大串淳被告ら4人は、従業員の休業日数を水増しして申請し、コロナ対策の雇用調整助成金7,200万円あまりをだまし取った詐欺の罪に問われていました。
8日の判決で福岡地裁は大串淳被告に懲役4年、他の3人に懲役3年 執行猶予5年の判決を言い渡しました。
「アルカディア」が不正受給した助成金は約10億円にのぼっていて、福岡労働局が返還を命じましたが、事業を停止しました。
「アルカディア」は今年3月、裁判所から破産手続きの開始決定を受けています。