「保活」という言葉をご存じでしょうか?子どもを保育園などに入園させるために保護者が行なう活動のことです。しかし情報収集など保護者にとっては大きな負担になっています。

■「保活」を “デジタル技術” で楽にしたい!

この保活を、DX=デジタルトランスフォーメーション、つまりはデジタル技術で変えようというサービスが始まりました。立ち上げたのは、自らも2人の子どもを育てる女性です。


音楽に合わせて、元気いっぱい踊る園児たち。その姿を、カメラで撮影する女性。保育士や保護者ではなく、株式会社「ほいらく」の代表、大津朱里さんです。


(大津朱里さん)
「保活といって、保育園を探すお母さんやお父さんとか保護者のために、情報を提供するということを主軸にやっている」

■保護者にものすごく負担となっている「保活」の現状

子どもを希望する保育所に入れるために、保護者が行なう活動を略した「保活」。この保活が保護者にとって負担となっています。


市役所などに何度も訪問したり、情報収集したり、電話で申請したりなど。。。特に初めて子どもを授かった親にとっては、慣れない子育てのなか戸惑うことが多いようです。


(街の人)
「私立とか公立とか、いろいろ保育所もカラーがあるので。その辺りを判断するのは難しい」


「保活しているんです。いま一応待機中なんですけど。けど実際、ほんのちょっとの時間しか見られないんですよ」

(街の人)
「見学といっても。10分とか15分くらいだったり。園長先生の話を聞いて『いい雰囲気だな』くらいで感覚という感じが強いかもしれない」


厚生労働省が保護者に行ったアンケートでも、4割近くが回答したのが「情報収集の仕方が分からない」です。

そんな「育児や保活で困る」人をサポートしようと、大津さんが昨年立ち上げた会社が「ほいらく」です。


(ほいらく 大津朱里代表)
「自分自身が岡山出身じゃないから、保活がわからない。とても探しにくかった。アナログだったりとかルールとかも全然分からなくて」

「それをもっと分かりやすく、すんなり入れて、探せて。落ちるのは、いまの現状仕方ないけど、そこのところがどうにか楽にならないかと思って」