参勤交代のルートをたどり、日本縦断を目指す女性がいます。全国の支援者に支えられながら、高校時代を過ごした山口を一歩一歩進みました。
岩元みささん。「走る冒険家Ponちゃん」で活動しています。北海道・函館市から地元鹿児島市まで、参勤交代や旧街道およそ2500キロを走破するチャレンジをしています。7月11日にスタートして10月3日に山口県に入り、7日は山口市から宇部市を目指しました。
PonちゃんのTシャツには、全国各地の支援者のことばがびっしり書かれています。
走る冒険家 岩元みさ さん
「ずっとたくさんの人に支えられて、お世話になりながら山口県山口市にたどり着くことができました。今2000キロを超えたところです」
支援者
「頑張ってよ」
午前10時半、支援者に見送られながら出発しました。
当時の中村女子高校に通っていたPonちゃん。12キロの荷物を背負い、久しぶりの山口市を駆け抜けます。もともと走ることが好きだったPonちゃんですが、高校生の頃、陸上部で挫折を経験します。
しばらく走ることから離れていましたが、チャレンジする楽しさを思い出し、再度走り始めました。24歳で「世界1過酷」とされている「サハラマラソン」に出場。見事237キロを完走しました。
その後も数々のレースを走破。経験を生かし、講演活動も行っています。今回のチャレンジテーマは「令和版参勤交代」。
岩元さん
「舗装されている道もあるけど、昔のままの山道とかけものとかありますね」
どんな険しい道でも、昔の道を忠実に進みます。
もう一つのテーマが「たくさんの人にお世話になりたおす」こと。これまではひとりでレースに挑んでいたPonちゃんですが、今回のチャレンジではたくさんの人に支えられています。
岩元さん
「ひとりの力じゃなくてたくさんの人の応援だったりサポートが加わることで、夢ってこんなにもかないやすくなるんだと、すごく実感してます」
全国で応援してくれる多くの人の思いを抱えながら、11月26日のゴールを目指します。